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2012.03/23(Fri)

禁煙キャンペーンの謎 日本パラドックス(9)

このシリーズの(2)(4)でも話題にしたけれど喫煙者が国民医療費のお荷物になっているという話。立派な学術論文の題材にもなっているようなので、びっくりしたよ。

Hayashida, Imanaka, et al. Health Policy 94 (2010) 84–89.
Difference in lifetime medical expenditures between male smokers and non-smokers

の「結論」を和訳しておく。責任著者は京大医学部 今中雄一教授(医療経済学)。

喫煙は生涯医療費を増加させない可能性がある。喫煙者は非喫煙者に比べ生涯医療費が低いからだ。
しかし、喫煙者、特に生存者は非喫煙者に比べ年間医療費が高いことがしばしばある、ということは明らかだ。
タバコ規制の重要性は依然として意義のあることだ。


何か笑えちゃう結論だね。

喫煙者の生涯医療費が非喫煙者より低いならば、喫煙を奨励すれべいいのに、ね
試算と最終結論が矛盾しちゃってます:国民医療費の総額を減らしたいんじゃなかったのかな?

この矛盾を好意的に解釈すると、禁煙キャンペーンを張る厚労省の科研費の援助を受けた研究だから、厚労省には不満な試算結果を覆い隠すための「しかし」や「最終結論」なのかな、ということだね。面従腹背ってやつ?

もう一つの解釈は、国民の健康こそ大切だ。したがって、(禁煙効果によって)国民医療費の負担がどれだけ大きくなろうと、禁煙を薦めるべきだ、というのかな?まぁ、それなら、この研究をすることの意味も初めからないわけで。

いずれにしろ、『タバコ規制の重要性は依然として意義のあることだ。』という政治的な発言は、学術論文にはふさわしくないなぁ・・・、と感じます。まぁ、Health Policyという誌名からすりゃ、いいのだろうけれど。

なお、この論文における試算は医療費だけのもので、喫煙者が支払わされているたばこ税は考慮されていない。
また、喫煙者40歳時点での損失寿命(損失余命)は3.5年とされている(期待余命39.6歳対43.1歳)。

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テーマ : このままで、いいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

tag : イデオロギー 禁煙 全体主義 ファシズム 喫煙

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