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2012.01/28(Sat)

カリウム40とセシウム137 (1)

カリウム40は放射性同位体で、非放射性カリウムの約一万分の一だけ存在する。
物理学的半減期は12.8億年なので、約30数億年前、原始の海で生命が誕生したころには、現在の4倍ほども存在していたものと考えられる。現在では、人体に約4000Bqが定常的に存在するとされる。これは避けることのできない自然被曝、内部被爆だ。その影響については基本的に未知であると考えてよいことは前回述べたところである。

非放射性カリウムとカリウム40は、放射能を持つかどうかという一点で異なるだけで、生物学的挙動はそっくり同じのはずだ。
これに対し、カリウム40とセシウム137の生物学は基本的に異なる、と考えてよい。
それは、生物学的半減期がそれぞれ30日と70日~110日と異なるという点に端的に表現されている。

化学的性質が良く似ているので、生物学的性質も似ている、という議論がネット上で散見されるけれども、生物学的半減期の違いを見ればその議論の誤りが容易に明らかとなるわけだ。

セシウム137はカリウムより人体から(細胞から)排出されにくい。

セシウム137の生物学的半減期から概算すると一日当り体内蓄積量の約1%が排出される。
このため、一日の摂取と排出の収支がゼロになる定常状態では、摂取量(=排出量)の約100倍のセシウム137が蓄積していることになる。

40 Bqのセシウム137を毎日摂取し続けると、少しずつ増えていって4000 Bqぐらいになると、蓄積量は飽和し、もうそれ以上は増えなくなる(収支ゼロの定常状態に達する)。1 Bq摂取だと蓄積量約100 Bq。
(つづく)
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テーマ : 放射能汚染 - ジャンル : 政治・経済

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